【ニュース・アメリカ】2015年度に州政府が拠出した研究開発費、前年度比16.9%増で22億ドル超

米国科学財団(National Science Foundation:NSF)傘下の米国科学工学統計センター(National Center for Science and Engineering Statistics:NCSES)は2016年12月20日、2015年度に州政府が拠出した研究開発費に関する報告書「2015年度の州政府による研究開発支出は総額22億ドル超(State Government R&D Expenditures Total More than $2.2 Billion in FY 2015)」を発表した。これによると、州政府は、2015年度には前年度を16.9%上回る22億ドル超を研究開発費として拠出したことが明らかにされた。このうち78%は、州政府及び非連邦政府の財源から拠出され、残りは連邦政府から州政府への割当近であった。また、用途の内訳は、応用研究79%、基礎研究19%、実験的開発2%であった。州政府からの研究開発費の受給者は州によって様々で、例えば、テキサス州では資金の77%が学術機関のために拠出されたのに対し、オハイオ州では91%が企業及び個人による研究開発のために拠出されている。さらには、拠出額も州によって大きく異なり、例えば、ミシシッピ州では100万ドル未満である一方、カリフォルニア州では5億ドル以上が拠出され、カリフォルニア州、ニューヨーク州、フロリダ州、テキサス州、及び、オハイオ州の5つの州政府が拠出した研究開発費合計が、全米総額の61%を占めることが明らかにされた。

 

なお、本報告書は、以下より閲覧可能。
National Science Foundation:State Government R&D Expenditures Total More than $2.2 Billion in FY 2015

 

National Science Foundation:State government R&D expenditures top $2.2 billion in FY 2015

地域 北米
アメリカ
取組レベル 政府レベルでの取組
統計、データ 統計・データ
研究支援 研究助成・ファンディング