米国の高等教育に関する情報を提供するクロニクル・オブ・ハイヤーエデュケーション（The Chronicle of Higher Education）は2017年3月7日、2014～15学年度の米国大学による財務責任に関する分析データを公開した。これによると、私立大学177校が同学年度に教育省（Department of Education）による財務責任試験に不合格で、前学年度を18校上回ることが明らかにされた。177校の内訳は、非営利大学112校、営利大学65校であった。教育省は、各大学の負債や資産などを含む要素を考慮してマイナス1点～3点の得点を付け、1.5点未満が不合格とされている。今回不合格とされた大学の中には、ダウリング大学（Dowling College、ニューヨーク州）のように過去に同試験で不合格とされた大学と、セントジョセフ大学（Saint Joseph’s College、インディアナ州）のように今回初めて不合格となった大学が含まれている。

2017年3月8日

The Chronicle of Higher Education：177 Private Colleges Fail Education Dept.’s Financial－Responsibility Test