【ニュース・アメリカ】2014年に国際特許出願を提出した大学の中で特許出願件数上位10校中9校は米国大学

世界知的所有権機関(World Intellectual Property Organization:WIPO)は2015年3月19日、2014年に国際特許を出願した組織に関する報告「2014年の特許出願組織結果と2015年のプログラム・ハイライト(Results of the Organization in 2014 and Program Highlights for 2015)」を発表した。これによると、中国及び米国の主要電気通信会社が出願の大半を占め、特許出願件数上位50位以内に入った組織の中で、大学機関は第47位に入ったカリフォルニア大学(University of California 、出願数413件)1校のみであった。一方、特許協力条約(Patent Cooperation Treaty:PCT)の下で特許出願した世界の教育機関では、特許出願件数上位10校のうち、1位から9位まで米国大学が占めており、米国大学の形勢が不利になりつつあるとの懸念を払しょくする結果となった。但し、11位から20位のうち6校は米国以外の大学で、特許出願件数の増加率は米国大学を上回る傾向が見られるという。なお、世界の教育機関による特許出願件数上位20位以内にランクされた日本の大学は、京都大学(同率13位、81件)と東京大学(16位、79件)の2校であった。

なお、本報告書に関するプレスリリースは以下の「URL1」から閲覧可能。
また、特許宇出願組織の詳細リストは「URL2」からダウンロード可能

URL1: http://www.wipo.int/pressroom/en/articles/2015/article_0004.html
URL2: http://www.wipo.int/export/sites/www/pressroom/en/documents/pr_2015_774_annexes.pdf#page=3
URL3: https://www.insidehighered.com/news/2015/03/23/us-universities-dominate-international-patents

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
統計、データ 統計・データ