米国科学財団（National Science Foundation：NSF）傘下の米国科学工学統計センター（National Center for Science and Engineering Statistics：NCSES）は2015年5月14日、2013年度の連邦研究開発費・研究開発施設費に関する報告書（URL1）を発表した。これによると、同年度の連邦研究開発費・研究開発施設費は、前年度比9％減であることが明らかにされた。具体的には、2012年度の1,410億ドルから2013年度は1,270億ドルに減少し、内訳は、研究費4％減、開発費14％減、研究開発施設費11％減となった。なお、2014年度の連邦研究開発費・研究開発施設費は前年度比3％（40億ドル）増、2015年度は同2％（30億ドル）増と予測されている。省庁別でみた2012年度から2013年度への変化は以下の通り。

・国防総省（Department of Defense）の研究開発費は、連邦省庁全体で支出額の約半分を占め、前年度比14％（100億ドル）減。
・厚生省（Department of Health and Human Services）は、全体の23％を占め、前年度比6％（20億ドル）減。
・米航空宇宙局（National Aeronautics and Space Administration：NASA）は、全体の8％を占め、前年度比3％減。
・エネルギー省（Department of Energy）は、全体の8％を占め、前年度比1％減。
・NSFは、全体の4％を占め、前年度比4％減。

URL1: http://www.nsf.gov/statistics/2015/nsf15322/
URL2: http://www.nsf.gov/news/news_summ.jsp?cntn_id=135168&WT.mc_id=USNSF_51&WT.mc_ev=click