【ニュース・アメリカ】米国科学財団(NSF)、科学・工学への参加拡大に向けた「INCLUDES」プログラムを立ち上げ

米国科学財団(National Science Foundation:NSF)のフランス・コルドバ長官(France A. Córdova)は、米国科学コミュニティをより多彩にするためのプログラム「米国学習者コミュニティ全体おける工学・科学界で十分なサービスを受けていない発見者の包含(inclusion across the nation of communities of learners of underrepresented discoverers in engineering and science:INCLUDES)」を立ち上げ、科学・工学への参加を拡大する新たな方法を試行する機関に対して助成を支給することを、2月22日付で科学コミュニティ宛に送付した書簡で明らかにした。「INCLUDES」助成は、パイロットプロジェクトに対して2年間に亘り30万ドルを支給するもので、今回の助成受給機関は、2016年中に実施予定である、5年間に亘って助成1,250万ドルが研究機関最高5組織に支給されるコンペへの参加資格を得ることになる。今回のパイロット助成に応募する研究機関は、パイロットプロジェクトの具体的な目標と評価可能な目的を特定することが必要で、研究者多様性を高めるための手法を説明しなければならない。また、同プロジェクトは、地域レベルで開始しても構わないものの、全米に拡大が可能であることが要件とされている。同助成応募希望機関は、4月15日までに初期提案書を提出し、その中から選出された候補機関約100組が、正式な提案書を提出することになる。

 

コルドバ長官の書簡は、こちら からダウンロード可能

Science:NSF launches long-awaited diversity initiative

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アメリカ
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