【ニュース・アメリカ】米国科学財団(NSF)、研究インフラ改善のためにEPSCoRプログラムを通じて基礎研究・STEM教育・人材開発を支援

米国科学財団(National Science Foundation:NSF)は2015年8月3日、世界レベルの研究・科学リソースを構築するために、「競争的研究振興のための実験的プログラム(Experimental Program to Stimulate Competitive Research:EPSCoR)」を通じて、①アーカンソー州、②ルイジアナ州、③ウェストバージニア州、④グアムの4州・管轄区に対し、それぞれ600万ドル~2,000万ドルを助成し、基礎研究、STEM教育、及び、各州・管轄区の経済や重要な課題に関連する分野における人材開発を支援することを発表した。具体的には、①では、アーカンソー州経済開発委員会(Arkansas Economic Development Commission)が主導し、多機能表面の発見・設計・加工・試験を可能とする「先端表面工学センター(Center for Advanced Surface Engineering:CASE)」において、高等教育機関10機関が協力する。一方、②では、ルイジアナ州理事会(Louisiana Board of Regents)が主導し、製造・マテリアル・イノベーション・コンソーシアム(Consortium for Innovation in Manufacturing and Materials)がルイジアナ州全域における先進製造業に関する研究・教育・人材開発を調整する。また、③では、ウェストバージニア州高等教育政策委員会(West Virginia Higher Education Policy Commission)が主導し、水資源及び重力波天体物理学に関する基礎・応用研究を支援する。最後に、④では、グアム大学(University of Guam)が主導し、海洋生態系と脆弱なサンゴ礁が環境及び気候の変動によるストレスにどのように反応・適応するかを検証する。

URL1: http://www.nsf.gov/news/news_summ.jsp?cntn_id=135845&WT.mc_id=USNSF_51&WT.mc_ev=click

地域 北米
アメリカ
取組レベル 政府レベルでの取組、大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育、研究
人材育成 研究人材の多様性