米国科学財団（National Science Foundation：NSF）は2015年12月17日、人間と協力して働く「協働ロボット（co-robot）」の開発・利用を促進するために、国防総省（Department of Defense：DOD）、国防高等研究計画局（Defense Advanced Research Projects Agency：DARPA）、米航空宇宙局（National Aeronautics and Space Administration：NASA）、国立衛生研究所（National Institutes of Health：NIH）、及び、農務省（Department of Agriculture：USDA）とのパートナーシップの下で、総額3,700万ドルを助成することを発表した。本助成は、省庁横断型で2011年6月に立ち上げられた「米国ロボットイニシアティブ（National Robotics Initiative：NRI）」における第4回目の助成となる。今回助成を受給するのは、27州に所在する研究機関49組織による新規研究プロジェクト66件で、脳制御による人工装具プロトタイプに関する研究、捜索救助活動を行うロボットチームの開発、及び、様々な医療ケアを補佐するロボットの構築などが含まれる。

National Science Foundation：National Science Foundation and federal partners award $37M to advance nation’s co-robots