【ニュース・アメリカ】米国科学技術財団(NSF)、先進重力波検出器のインド設置に関してインド政府との間でMOUを取り交わし

米国科学財団(National Science Foundation:NSF)は2016年3月31日、先進重力波検出器をインドに構築することに関し、NSFのフランス・コルドバ長官(France A. Córdova)がインドの原子力エネルギー省(Department of Atomic Energy)及び科学技術省(Department of Science and Technology)の代表者との間で覚書(Memorandum of Understanding:MOU)を取り交わしたことを明らかにした。NSFは、2016年2月11日に世界で初めて重力波を検出したレーザー干渉計重力波天文台(Laser Interferometer Gravitational-wave Observatory:LIGO)に対し、1970年代から継続して支援を行っている。コルドバ長官は、今回の覚書は、重力波検出器をインドに設置するための第一歩で、重力波検出器を既存のものを含めて3カ所に設置することにより、さらに詳細な観測を行うことが可能となり、同覚書の下で、世界中の科学者による重力波科学研究を次のレベルに引き上げることになるとコメントしている。

 

National Science Foundation:Statement from NSF Director on LIGO-India MOU

地域 北米
アメリカ
取組レベル 政府レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 研究
国際交流 国際化
研究支援 研究助成・ファンディング