【ニュース・アメリカ】米国科学工学統計センター(NCSES)、1993年~2013年の大学卒業者と科学工学分野就職者に関する調査報告書を発表

米国科学財団(National Science Foundation:NSF)傘下の米国科学工学統計センター(National Center for Science and Engineering Statistics:NCSES)は2015年4月6日、1993年~2013年に米国大学を卒業した大卒者に関する調査報告書「米国における大学卒業者の特徴と科学工学分野の人材(Characteristics of the College-Educated Population and the Science and Engineering Workforce in the United States)」(URL1)を発表した。本報告書は、2013年の米国大学卒業者調査(National Survey of College Graduates)から得られたデータに基づいて作成されたもので、主要な結果は以下の通り。

・2013年の大学卒業者数は1993年の約2倍。

・2013年の大学卒業者の27%が科学工学系学位を取得している一方、科学工学系分野に就職した大卒者は約10%で1993年とほぼ同じ割合。

・2013年の大学卒業者の半数以上が女性である一方、その中で科学工学分野で就職したのは29%のみ。

・科学工学職もしくは科学工学関連職に就いた大卒者の年収中央値はそれぞれ8万ドルと6万5,000ドルであるのに対し、それ以外の分野に就職した大卒者の年収中央値は5万1,000ドル。

・職を持つ科学工学系学位保有者の半数近くが科学工学分野もしくはそれに関連する職業に就職。また、それ以外の分野で就職した科学工学系学位保有者の62%は取得した学位の分野に関連する仕事をしていると回答。

・2013年に科学工学分野で就職している大卒者は600万人であるが、1,800万人が自分の就いている仕事には最低1つ以上の科学工学分野における学士号が必要と回答。

URL1: http://www.nsf.gov/statistics/2015/nsf15317/
URL2: http://www.nsf.gov/news/news_summ.jsp?cntn_id=134726&WT.mc_id=USNSF_51&WT.mc_ev=click

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
人材育成 学生の就職
統計、データ 統計・データ