【ニュース・アメリカ】米国科学・工学・医学アカデミー、先端コンピュータの優先事項や課題を検証した報告書を発表

米国科学財団(National Science Foundation:NSF)は、NSFの委託を受けて米国科学・工学・医学アカデミー(National Academies of Sciences, Engineering, and Medicine)が作成した、先端コンピュータの優先事項や課題を検証した報告書「米国の科学・工学支援のためのNSF先端コンピュータ・インフラの将来的方向性:2017年~2020年(Future Directions for NSF Advanced Computing Infrastructure to Support U.S. Science and Engineering in 2017-2020)」が発表されたことを明らかにした。

 

個人・研究グループ・団体などからの60件以上のインプットに基づいて作成された本報告書は、①科学・工学における米国の主導的地位の維持、②コミュニティのニーズに応じたリソースの確保、③コンピューティングにおける急展開に遅れないよう科学コミュニティを支援、④先端コンピュータのためのインフラの維持、という4つの目標達成のための枠組み構築を提案している。

 

NSFは、長期に亘って先端コンピュータ・インフラ開発整備を支援しており、これらのリソースへのアクセスの拡大を続けている。

 

超高速且つ安全なネットワーク、最先端のパラレル・コンピューティング、効率的ソフトウェア、最新科学計器及び非常に大規模なデータセットと、全米の専門家へのアクセスを組み合わされた、NSFが出資するサイバーインフラ・エコシステムを使用することで、科学者は他では検証不可能な疑問点に関する研究を実施することが可能となっている。

 

なお、本報告書は、以下より閲覧可能。
Future Directions for NSF Advanced Computing Infrastructure to Support U.S. Science and Engineering in 2017-2020

 

National Science Foundation:Future Directions for NSF Advanced Computing Infrastructure report now available

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価
大学・研究機関の基本的役割 研究