【ニュース・アメリカ】米国政府、輸送の安全性・環境への優しさ・アクセス性・効率性を高めることを目的とした新たな連邦自律走行車両政策を発表

米国政府は、輸送の安全性・環境への優しさ・アクセス性・効率性を高めることを目的として自律走行車両の責任ある導入を促進するために、2016年9月20日に新たな連邦自律走行車両政策(Federal Automated Vehicles Policy)を発表することを明らかにした。自律走行車両は、安全に試験・普及が行われた場合、安全性・可動性・生産性・持続可能性などにおいて、革新的な利益をもたらす可能性がある。運輸省が発表する新たな連邦政策パッケージは、①製造者や開発者などを対象とした車両の性能指標、②州政策のためのモデル、③米国道路交通安全局(National Highway Traffic Safety Administration:NHTSA)による使用が可能な現行規則に合わせたツール、④将来的に使用する新たなツール及び認可、の4部構成となっている。また、本政策の発表とあわせて、NHTSAは、欠陥商品のリコールに関する権限をどのように自律走行車両技術に適用させるかを明確にした最終執行指標を発表する。特に、半自律運転システムに欠陥がある場合、安全にリスクをもたらすものと定義され、リコールの対象とすることによって、安全性に対する政府の高い期待を企業及び米国民に理解させることを目指している。

 

The White House:FACT SHEET: Encouraging the Safe and Responsible Deployment of Automated Vehicles

地域 北米
アメリカ
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価