米国政府は2016年12月5日、コンピュータサイエンス（CS）教育振興のためにオバマ大統領が2016年1月に立ち上げたイニシアティブ「コンピュータサイエンス・フォー・オール（Computer Science for All：CSforAll）」を支援するための新たな行動計画を発表した。連邦省庁による取り組みには、①米国科学財団（National Science Foundation：NSF）による、「コンピュータサイエンス・フォー・オール：研究者・実践者パートナーシップ（Computer Science for All: Researcher Practitioner Partnerships：CSforAll: RPP）」プログラムの下でのCS教育支援に向けた2,000万ドル投資や、②米国科学技術委員会（National Science and Technology Council：NSTC）科学技術工学数学委員会（Committee on Science, Technology, Engineering, and Mathematics：CoSTEM）教育連邦調整タスクフォース（Federal Coordination in STEM Education Task Force：FC-STEM）のコンピュータサイエンス・フォー・オール省庁間作業部会（Computer Science for All Interagency Working Group）による、CSforAll戦略枠組み策定計画などが含まれ、これらは教育省（Department of Education）の21世紀コミュニティ学習センター（21st Century Community Learning Center：21st CCLC）によるSTEMパートナーシップ拡大を補完するものとなる。この他、民間団体約250組織が、コンピュータサイエンス学習機会提供のための新たなコミットメントを表明した。

The White House：FACT SHEET: A Year of Action Supporting Computer Science for All