【ニュース・アメリカ】米国大学院への新入学留学生数、インド人学生が継続して大幅に増加

米大学院協議会(Council of Graduate Schools:CGS)は2014年11月12日、米国大学院への新規入学留学生数に関するデータを発表した。これによると、2014年の新入学者数は前年比8%増で、2013年の前年比10%増には及ばないものの、2011年及び2012年とほぼ同じ増加率であることが明らかにされた。出身国別でみると、中国からの留学生数は、留学生全体に占める割合は最大ではあるものの前年比1%減で、韓国及び台湾からの学生と共に、総数は減少している。その一方で大幅な増加が見られたのは、インド(前年比27%増)及びブラジル(同91%増)で、特にインド人学生の大幅な増加は、2013年の前年比40%増に続いて2年連続となる。同協議会のスザンナ・オルテガ会長(Suzanne Ortega)は、今回のデータにより、米国大学院の多様化が示されたと好意的な見方を示しており、中国人留学生の低下及びインド人学生の急増については、中国が大学院教育の向上に尽力し、国内の大学院への進学を目指す学生に金銭的インセンティブを与えている一方で、インドの大学院教育はまだ高いレベルに至っていないことを背景要因として挙げている。さらに、専攻分野別でみると、科学技術分野の中でも、数学・コンピュータ科学を含む物理・地球科学分野の専攻者数が前年比20%増で、2013年の前年比18%増に続いて2年連続で大幅に増加したことが明らかにされた。

URL1: https://www.insidehighered.com/news/2014/11/12/foreign-grad-population-increasing-india-not-china

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