【ニュース・アメリカ】米国大学学長、大半は所属大学における人種間の関係や財務状況は良好と回答

高等教育関連情報サイトを運営するインサイド・ハイヤー・エド社(Inside Higher ED)は2016年3月9日、調査会社のギャラップ社(Gallup)と共同で実施した、米国大学学長を対象とした調査報告書「2016年大学学長調査(2016 Survey of College and University Presidents)」を発表した。本報告書は、米国大学の学長727人から得られた回答に基づいて作成されたものである。同報告書で発表された主要な調査結果は以下の通り。

・所属大学構内における人種間での関係に関し、20%が「非常に良好」、64%が「良好」と回答し、いずれも前年比1ポイント増加。

・学術的バックグラウンドのない人物を大学リーダーとして採用するという動きに関し、「理事会は教員リーダーが強く反対する人物を学長として採用すべきではない」と回答した学長は全体の58%。また、47%が「学長は博士号保持者であるべき」と回答。

・オバマ大統領による高等教育政策の成績は、全般的には「C」判定。

・所属大学の「5年後の財務状況の安定性に自信がある」ことに「強く同意」または「同意」すると回答した学長は全体の59%で、10年後に関しては同48%。

・「大学キャンパス内での学生による銃所持を認める」ことに「同意」すると回答した学長は4%のみ。

 

 

Inside Higher ED, Race on Campus:Nontraditional Leaders, Rising Confidence: A Survey of Presidents

地域 北米
アメリカ
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統計、データ 統計・データ