フランスを拠点とする多角経営企業のソデクソ社(Sodexo)は、中国・インド・イタリア・スペイン・英国・米国の6カ国の大学に在籍する学生約4,000人を対象としたライフスタイル調査の結果をまとめた報告書「2017年国際大学ライフスタイル調査(International University Lifestyle survey 2017)」を発表した。
調査対象となった学生の約53%は男子学生、47%は女子学生で、全体の半数以上の学生が英国もしくは米国出身者であり、いずれも1,000人以上であった。本調査結果によると、米国内の大学在籍者は、他国の大学在籍者と比較して、財務面での懸念が高いことが明らかにされた。また、同調査に参加した学生の3分の1以上が奨学金を受けて大学に在学しており、米国大学に在学する学生に限ると、この割合は58%であった。一方、奨学金なしで大学に在学する学生の割合が最も高いのが中国で、調査に参加した約500人の学生の81%は、奨学金を受給していないことが明らかにされた。
それ以外の主な結果は以下の通り。
- 欧州及び米国の大学に在籍する学生の約3分の1は退学を考えたことがある一方で、中国の大学に在籍する学生では約5%のみ。
- インドの大学に在籍する学生のストレスレベルは他国(調査対象国)の大学に在籍する学生よりも低い。
- 4年生の米国大学に在籍する学生の43%は、進学先の大学を、キャンパスツアーで受けた印象と環境に基づいて決定。
- 全体の83%の学生は、大学キャンパスの親しみやすい雰囲気が大学の地位よりも重要と回答。
なお、本報告書は、以下より必要事項を記入後にダウンロード可能。
sodexo:International University Lifestyle survey 2017
2017年9月7日
Inside Higher ED:Stress Worldwide