【ニュース・アメリカ】米国、イギリス、及びオーストラリアの大学に在籍する留学生、全般的には高い満足度

インターナショナル・グラデュエート・インサイト・グループ社(International Graduate Insight Group:i-graduate)は、米国、英国及びオーストラリアの博士課程を擁する大学48校に在籍する留学生6万人を対象に実施した満足度調査の結果をまとめた報告書「留学生の満足度の解釈 ~留学生のバロメーターからの洞察~(Explaining International Student Satisfaction:Insights from the International Student Barometer)」(URL1)を発表した。本報告書では、対象となる留学生に全般的満足度を1~4の4段階評価で回答させたところ、大学院生で平均3.09ポイント、大学生で平均3.08ポイント、全体平均3.08ポイントで、全体的には比較的満足度が高いことが明らかにされた。この結果を国別でみると、欧州出身留学生の満足度及び留学を推薦する意思がアジア出身留学生よりも高く、一方で、留学生数では世界第1位の中国やサウジアラビア出身の留学生の満足度が比較的低いことが明らかになった。これは、同じアジアでも英語への精通度の高いインド出身留学生の満足度が東アジア出身留学生よりも高いことから、言語の問題が影響していると本報告書は分析している。また、満足度は両親の学歴によっても異なり、家族で初めての大学進学者である留学生の割合が高いほど、全般的満足度が低くなることが判明している。

URL1: http://igraduate.dev.ingelby.com/assets/Explaining-Satisfaction-ISB-2014.pdf
URL2: https://www.insidehighered.com/news/2014/08/20/new-survey-offers-insights-international-student-satisfaction-three-countries

地域 西欧、北米
アメリカ、イギリス
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育
国際交流 国際化、学生交流
統計、データ 統計・データ