【ニュース・アメリカ】科学コミュニティ、米国・キューバ間の国交正常化への動きを歓迎

オバマ大統領とキューバのラウル・カストロ議長(Raul Castro)は2014年12月17日、米国・キューバ間の国交正常化に向けた交渉を開始することをそれぞれ発表したが、米国科学コミュニティはこの決定を歓迎している。科学界では、2009年に財務省(Department of the Treasury)による渡航規制が緩和され、許可を取得した米国人科学者は研究目的でのキューバ訪問が可能となったが、国交が正常化された場合、米国とキューバの科学者による共同研究、米国機関の出資によるキューバでのワークショップ・会議の開催、及び最先端機器のキューバへの輸出などが可能となると期待されている。連邦議員の中には大統領の国交正常化計画に反対するものも多く、議会において反発を受けることが予測されるが、大統領府は、一部の計画に関しては議会の承認を得ることなく実施可能としている。

URL1: http://news.sciencemag.org/policy/2014/12/researchers-applaud-u-s-cuba-accord

地域 中東欧・ロシア、北米
アメリカ、その他の国・地域
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
国際交流 国際化