【ニュース・アメリカ】教育省連邦学資援助局、「公職者債権放棄」などを含む新たなデータを公開

教育省(Department of Education)は2016年8月22日、教育省連邦学資援助局(Office of Federal Student Aid:FSA)が、学資ローンポートフォリオの重要な実績データをFSAのデータセンター(Data Center)ウェブサイトにおいて発表したことを明らかにした。これらのデータからは、更に多数のローン利用者が収入に基づく返済計画の下でローンを返済し、債務不履行及び支払延滞者の割合は継続して減少していることが明らかになった。また、今回掲載されたデータには、適格と見なされた特定の公職に就く者に対してローン返済を免除する「公職者ローン返済免除(Public Service Loan Forgiveness:PSLF)」に関するデータが初めて含まれた。PSLFに関しては、これまでに約100万人からの適用申込があり、ほぼ3分の2に対して適用が許可されている。適用が許可された場合、政府機関や非営利団体などを含む適格と認められた組織の常勤職員は、条件を満たす返済計画の下で120カ月間返済を行った後の連邦直接ローンの残高に関し、返済が免除されることになる。それ以外では、①2016年6月末までに不履行であった支払い約141億ドルを回収、②景気回復に伴って連邦学資援助無料申込(Free Application for Federal Student Aid:FAFSA)の件数が減少し、2016-~17学年度のFAFSA申込件数は1億3,200万件で前年同期比3.5%減、などが明らかになった。

 

なお、連邦学資援助データセンターには以下よりアクセス可能。
Office of Federal Student Aid:Data Center

 

Department of Education:Department of Education Releases New Public Service Loan Forgiveness Application Data

地域 北米
アメリカ
取組レベル 政府レベルでの取組
統計、データ 統計・データ