【ニュース・アメリカ】教育省立ち上げチームの一員として採用された営利大学ロビイスト、利益相反などの懸念を指摘されて辞職

トランプ政権の下で教育省(Department of Education)の立ち上げ(beachhead)チームの一員として採用された営利大学ロビイストのテイラー・ハンセン氏(Taylor Hansen)は、エリザベス・ウォレン上院議員(Elizabeth Warren、マサチューセッツ州選出民主党)がベッツィー・デボス教育長官(Betsy DeVos)に対し、教育省で高等教育問題に対処する能力の欠如と利益相反の懸念を表明し、更なる情報提供を要請した書簡を送付したことを受け、2017年3月17日に辞職した。教育省立ち上げチームに採用された営利大学業界出身者は、ハンセン氏の他にも、営利大学を運営するブリッジポイント教育社(Bridgepoint Education Inc.)での勤務経験のあるロバート・アイテル氏(Robert S. Eitel)が含まれている。ウォレン上院議員は、デボス長官への書簡の中で、アイテル氏が以前に勤務していたブリッジポイント社に対し、2016年9月に消費者金融保護局(Consumer Financial Protection Bureau)が2,350万ドルを学生に返金するよう命令し、同社は現在司法省(Department of Justice)を含む複数の機関による捜査を受けていることを指摘して、同氏の採用を批判している。

 

2017年3月21日

 

ProPublica:Former Lobbyist With For-Profit Colleges Quits Education Department

地域 北米
アメリカ
取組レベル 政府レベルでの取組
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