【ニュース・アメリカ】教育省、FITWプログラムの下で大学生の成績向上と学費の適正化を目的としたプロジェクトに対して総額7,500万ドルを助成

教育省(Department of Education)は2014年5月16日、大学における学生の成績向上と、学費を手の届きやすいものにすることを目的とした、イノベーティブなアプローチ及び戦略の開発・検証を行うプロジェクトに対し、「ファースト・イン・ザ・ワールド(First in the World:FITW)」プログラムの下で総額7,500万ドルを助成することを連邦官報(Federal Register:FR)(URL1)で公示した。「FITW」コンペは、同省が実施する「イノベーション投資(Investing in Innovation:i3)」コンペの方式を取り入れ、効率性に関する証拠の程度に応じて複数部門に分けて競い合うようにするが、2014年の「FITW」コンペは「開発(Development)」部門のみの募集となる。同コンペは、大学入学者数の増加、学費の適正化、及びマイノリティや低所得層学生の卒業率向上を目的としており、参加希望大学は、①在籍者数増加と在学生の成績向上のために重要となる優先事項への対応及び学生間の格差縮小、②コミュニティカレッジと4年制大学間での編入率の向上、③STEMプログラムにおけるマイノリティ及び低所得層学生の入学者数及び卒業率の向上、④卒業にかかる期間の短縮、⑤大学の学費適正化、のための提案書を2014年6月30日までに提出することが必要で、助成受給プロジェクトは2014年9月までに決定される予定である。なお、助成総額7,500万ドルのうち、最高2,000万ドルはマイノリティへのサービス機関に指定された大学のために確保されている。

URL1: https://www.federalregister.gov/articles/2014/05/16/2014-11463/applications-for-new-awards-first-in-the-world-program-development-grants
URL2: http://www.ed.gov/news/press-releases/us-department-education-announces-75-million-first-world-competition

地域 北米
アメリカ
取組レベル 政府レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 質の保証
人材育成 入試・学生募集