【ニュース・アメリカ】教育省、2014年度に連邦学資ローン返済を開始したローン利用者グループの返済不履行率を発表

教育省(Department of Education)は2017年9月27日、2014年度に連邦学資ローン返済を開始したローン利用者グループに関し、返済開始から3年間での返済不履行率を発表した。

 

これによると、不履行率は、2013年度に返済を開始したグループの11.3%を僅かに上回る11.5%であった。また、2014年度に連邦学資ローン返済を開始したローン利用者数は500万人超で、そのうちの11.5%に相当する58万671人が3年以内で返済不履行となっており、これらのローン利用者は、全米の高等教育機関6,173校に在籍していた。但し、過去5年間で見ると、不履行率14.7%というピーク時からは3.2ポイント低下している。さらに、教育省は、連邦学資ローン返済不履行率が3年連続30%以上、もしくは、直近の年の返済不履行率が40%以上である高等教育機関に対し、連邦学資援助受給資格剥奪という制裁措置を取っており、デイマー大学(Daymar College in Columbus、オハイオ州)を含む営利大学7校、サウスイースト・ケンタッキー・コミュニティ・アンド・テクニカルカレッジ(Southeast Kentucky Community and Technical College)を含む公立大学2校、及び、私立大学1校の合計10校が制裁措置の対象となった。

 

Department of Education:U.S. Department of Education Releases National Student Loan FY 2014 Cohort Default Rate

地域 北米
アメリカ
取組レベル 政府レベルでの取組
学生の経済的支援 学費、学生向け奨学金