【ニュース・アメリカ】教育省、高等教育機関51校が参加する学資ローンカウンセリングサービスの向上を目的とした実験的プロジェクトを開始

教育省(Department of Education)は2016年12月15日、在学生を対象とした有効な学資ローンカウンセリングを特定するために、新たな実験的プロジェクトを開始することを明らかにした。本プロジェクトには、サンマテオ大学(College of San Mateo、カリフォルニア州)を含む公立2年制大学35校、アリゾナ州立大学(Arizona State University)を含む公立4年制大学14校と、非営利私立4年制大学及び営利大学各1校の合計51校が参加する。各大学では、同プロジェクトに参加する学生の半分は、通常と同じく、入学時に1回と卒業時に1回、法律で義務付けられたカウンセリングを受けるのに対し、残りの半分の学生は、①教育省が提供するローンカウンセリングツール、②第三者機関によるカウンセリングサービス、③学内で開発されたカウンセリングサービス、のいずれかを、法律で定められた2回のサービスに加えて受けることになる。この上で、これら2つのグループを比較して、「学資ローン利用額に関する学生の決断の向上」「返済遅延・不履行の縮小を含め、予定通りの学資ローン返済履行の促進」「学生の学業成績への好影響」などが評価されることになる。また、この日、教育省は、大学卒業率向上のためのツールキットを発表している。

 

なお、大学卒業ツールキットは、以下よりダウンロード可能。
Department of Education:COLLEGE COMPLETION TOOLKIT[PDF:8.81MB]

 

Department of Education:U.S. Department of Education Announces Loan Counseling Experiment and New College Completion Toolkit

地域 北米
アメリカ
取組レベル 政府レベルでの取組
学生の経済的支援 学生向け奨学金