【ニュース・アメリカ】教育省、職業・技術教育を強化する「エドシム・チャレンジ」コンペの最終候補者5組を発表

教育省(Department of Education)は2017年5月9日、職業・技術教育を強化するための次世代コンピュータ・シミュレーションを設計するコンペ「エドシム・チャレンジ(EdSim Challenge)」の最終候補5組を発表した。

 

本コンペは、仮想現実(virtual reality:VR)・ゲーム開発・教育技術コミュニティを対象として、学生を21世紀の世界的に競争力ある人材とする準備のための没入型シミュレーションのコンセプトを競い合うもので、応募総数249件の中から5件が選出された。
選出されたプログラムは、

マイクロソフト社(Microsoft)のホロレンズ(HoloLens)を使用して臨床解剖学を教える、
ケースウエスタンリザーブ大学(Case Western Reserve University、オハイオ州)の「医療ケア学習を変革するホログラフィック解剖学」
VRを利用して高齢者介護訓練を行う、
エンボディド・ラボズ社(Embodied Labs, Inc)の「アルフレッド・ラボ」
科学や心理学の授業にVRを利用した、
オクトソープ社(Octothorpe LLC)の「ザ・イレギュラー」
整形外科手術プラットフォームを提供する、
オッソーVR社(Osso VR Inc)の「オッソーVR」
VRを利用して考古学・生物学・天文学などから地球上の生命を探索する、
スマート・スパロー社(Smart Sparrow)の「ライフクラフト」

の5件で、教育・ゲーム・人材養成・新興技術・ベンチャーキャピタルの専門家で構成される審査委員会によって推薦された。最終候補5組は、それぞれ5万ドルを受給し、コンセプトを洗練させてプロトタイプ開発を行う「エドシム・バーチャル・アクセラレータ(EdSim Virtual Accelerator)」のフェーズに進み、デモデー(Demo Day)にプロトタイプを審査員に披露することになる。審査員は、最優秀賞受賞者を選出し、受賞者には賞金43万ドルの他、IBM社及びマイクロソフト社からの賞品が付与される。

 

Department of Education:Department of Education Announces Five Finalists in EdSim Challenge

地域 北米
アメリカ
取組レベル 政府レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 研究
人材育成 若手研究者育成
顕彰 顕彰