【ニュース・アメリカ】教育省、米国大学における外国語、国際・地域研究教育等の能力強化を目的として総額6,300万ドル超を助成

教育省(Department of Education)は2014年10月8日、米国大学における外国語、国際・地域研究、教員養成、及び国際ビジネス教育の能力強化を目的として、米国大学におけるプログラム269件に対し、総額6,335万4,605ドルを助成することを発表した。今回の助成は、世界市場、世界的関与、及び学問における米国のリーダー的役割を強化するために考案されたもので、助成されるプロジェクトは、マイノリティが多数を占める大学・コミュニティカレッジ・教員養成プログラムとの連携を通じて、マイノリティの生徒・教職員・機関による国際教育・外国語教育へのアクセスを拡大するというオバマ政権が掲げる目標に取り組むことになる。また、1965年高等教育法(Higher Education Act of 1965)第6条で認められた、①国際ビジネス教育センター(Centers for International Business Education:CIBE)、②言語リソースセンター(Language Resource Center:LRC)、③米国リソースセンター(National Resource Center:NRC)、④外国語・地域研究(Foreign Language and Area Studies:FLAS)フェローシップ、⑤学士課程国際研究・外国語教育(Undergraduate International Studies and Foreign Language Education:UISFL)、の5つのプログラムの下で助成が拠出される。①では、メリーランド大学カレッジパーク校(University of Maryland, College Park)を含む大学17校が総額457万1,400ドルを、②では、ジョージタウン大学(Georgetown University、ワシントンDC)などの大学16校が総額279万9,168ドルを、③では、アリゾナ大学ツーソン校(University of Arizona, Tucson)を含む大学100校が総額2,274万3,107ドルを、④では、カリフォルニア大学バークレー校(University of California, Berkeley)などの大学105校が総額3,039万8,500ドルを、そして⑤では、セントラルフロリダ大学オーランド校(University of Central Florida, Orlando)を含む大学31校が総額284万2,430ドルを、それぞれ受給することになる。また同省はこれ以外に、米国海外研究センター(American Overseas Research Centers)の下で大学10校に対して継続助成64万9,700ドルを、学士課程国際研究・外国語(Undergraduate International Studies and Foreign Language)プログラムの下で大学3校に対して同38万434ドルを拠出することも発表した。

URL1: http://www.ed.gov/news/press-releases/more-633-million-awarded-colleges-and-universities-strengthen-global-competitive

地域 北米
アメリカ
取組レベル 政府レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育