【ニュース・アメリカ】教育機関のサイバー攻撃に対する防衛、全セクタ内で最も脆弱であることが判明

サイバーセキュリティ企業のラドウェア社(Radware)は、サイバーセキュリティの現状を調査した報告書「2016年~2017年世界アプリケーション・ネットワークセキュリティ調査(2016-2017 Global Application&Network Security Survey)」を発表した。これによると、同調査に回答した教育機関の26%は、2016年にほぼ日常的にサイバー攻撃を受けており、回答者機関全体の98%が2016年に何らかのサイバー攻撃を経験していることが明らかになった。また、「身代金」を要求するサイバー攻撃では、ほぼ全てが異なる媒体、技法、手段を使用していることが明らかにされた。また、この種の攻撃の割合は、2015年には全体の25%であったが、2016年には全体の41%に増加した。さらには、教育機関がサイバー攻撃を受ける頻度は、ほぼ毎月が20%、年に1~2回が31%であった一方、4%がサイバー攻撃を受けたことがないと回答し、19%はわからないと回答した。同報告書は、教育機関がサイバー攻撃の標的となる確率は中程度と分析しているが、サイバー攻撃に対して最も脆弱で、サイバー攻撃に対する防衛に関して「万全の準備ができている」「良い準備ができている」と回答した割合は全セクタ内で最低であった。

 

なお、本報告書は、以下より必要事項を記入後ダウンロード可能。
Radware:2016-2017 Global Application & Network Security Survey

 

2017年3月8日

 

eCampus News:Report:Higher ed still woefully unprepared against cyber attacks

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
行政機関、組織の運営 組織・ガバナンス・人事