【ニュース・アメリカ】教育支援財団3機関、学生の大学における成功を支援するために実績ある英語・数学教育を導入するSSTFネットワークを立ち上げ

ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団(Bill&Melinda Gates Foundation)、五大湖高等教育公社・関連機関(Great Lakes Higher Education Corporation&Affiliates)、クレズギー財団(The Kresge Foundation)の3組織は2017年8月15日、大学での数学及び英語の必修科目を大学1年目で完了する低所得層学生、有色人種学生、社会人学生の人数を劇的に増加させることを目標とした「ストロング・スタート・トゥ・フィニッシュ(Strong Start to Finish:SSTF)」ネットワークを立ち上げた。
近年、大学では、学術面での準備度、収入レベル、年齢、人種などに関わらず、全ての学生により良い対応を提供するという傾向が高まりつつあり、SSTFは、この動きをさらに前進させるために、大学が最も有効な実践を行うために必要な知識及び能力を確保するための取り組みを行う。
SSTFは、全米の主要な大学において、実績ある教育改革を実施するために、今後数カ月以内に3年間に亘る助成最高225万ドルを支給する予定である。

 

SSTFの原則には、①学生が必要とする支援を提供し、大半の学生を大学1年目から単位取得が可能な講座に登録させること、②学生が受講する初級英語及び数学の講座が、厳格且つ専攻分野に関連した内容であること、③学生による学術面における決定とタイムリーなプログラム修了の支援を目的として、最新データ分析を利用すること、などが含まれる。SSTFネットワークの監督・調整を行うのは教育政策団体である州政府教育委員会(Education Commission of the States)で、同委員会において政策担当副会長を務めるブライアン・スポンスラー(Brian Sponsler)氏は、SSTFは全ての学生が高等教育において成功するための革新的な取り組みを拡大する機会であるとコメントしている。

 

2017年8月15日

 

STRONG START TO FINISH:Three foundations launch network with $13M investment in English and math evidence-based practices to boost college graduation

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
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