州高等教育経営責任者協会(State Higher Education Executive Officers Association:SHEEO)は2015年4月13日、州及び地方政府における高等教育の財務状況をまとめた年次報告書「2014年度州政府における高等教育財務状況(SHEF:FY 2014 – State Higher Education Finance)」(URL1)を発表した。これによると、2014年度に州及び地方政府が高等教育に投入した金額は863億ドルで前年度比5.7%増であったが、まだ2008年度~2011年度のレベルよりも低くなっている。また、州・地方政府による学生1人あたりの平均支出額は前年度比5.4%増の6,522ドルで、50州中37州において支出額が前年を上回った。それ以外の主要な結果は以下の通り。
・フルタイム学生数は前年度比1.3%減の1,110万人で、2011年の1,160万人をピークに3年連続で減少。
・学生1人あたりに対する平均支出額は2年連続で増加しているものの、景気後退前の2008年と比較すると18.9%減。
・教育収入総額に授業料が占める割合は2013年の47.7%から2014年は47.1%に減少したものの、25年前の約25%からは大幅増。
URL1: http://www.sheeo.org/sites/default/files/project-files/SHEF_FY2014_EMBARGOED.pdf
URL2: http://www.sheeo.org/sites/default/files/SHEF_FY14_%20Press%20Release.pdf