【ニュース・アメリカ】大統領府、連邦政府初のCISOにグレゴリー・トウヒル氏を登用

大統領府は2016年9月8日、連邦政府初の最高情報セキュリティ責任者(Chief Information Security Officer:CISO)にグレゴリー・トウヒル氏(Gregory J. Touhill)が就任することを発表した。CISO職の設置は、今年2月にオバマ大統領が発表したサイバーセキュリティ米国行動計画(Cybersecurity National Action Plan:CNAP)の主要な柱の1つで、同氏は連邦政府全体におけるサイバーセキュリティ政策・計画・実行の責任を担うことになる。トウヒル氏は現在、国土安全保障省(Department of Homeland Security:DHS)サイバーセキュリティ・コミュニケーション局(Office of Cybersecurity and Communications:CS&C)においてサイバーセキュリティ・コミュニケーション担当副次官補を務めており、米国政府ネットワーク及び重要なインフラの保護のためのプログラムの開発・実行を担当している。CISO就任後は、複雑且つ多様な技術ソリューション管理における豊富な経験と、民事・軍事両方のベストプラクティス・能力・人材育成・開発維持戦略に関する知識を活用しつつ、連邦省庁全体におけるサイバー事業政策・実行の最前線として、定期的なサイバー統計調査を実施する大統領府行政管理予算局(Office of Management and Budget:OMB)内のチームを主導することになる。また、新CISOとあわせて、現在大統領府国家安全保障会議(National Security Council)サイバーセキュリティ政策ディレクターを務めるグラント・シュナイダー氏(Grant Schneider)が、副CISO代理に就任することが発表された。

 

The White House:Announcing the First Federal Chief Information Security Officer

地域 北米
アメリカ
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 組織・ガバナンス・人事