【ニュース・アメリカ】大統領府、大学キャンパスにおける学生に対する性的暴力の撲滅を目指すイベント「It’s On Us Summit」を開催

大統領府は2017年1月5日、大学キャンパスにおける学生に対する性的暴力の撲滅に重点を置いた最後のイベントである「イッツ・オン・アス・サミット(It’s On Us Summit)」を開催した。本サミットは、学生リーダー、大学、コミュニティ、企業・メディアパートナー、及び、連邦政府職員が一堂に会し、大学キャンパスにおける性的暴行への対応・関与に関する連邦政府を含むステークホルダーによる報告と、今後の取り組みに関する対話が行われた。具体的には、2014年1月にオバマ大統領とバイデン副大統領が立ち上げた学生を性的暴行から守る大統領府タスクフォース(White House Task Force to Protect Students from Sexual Assault)が2014年に発表した報告書「独りではない(Not Alone)」に続く2番目の報告書の発表や、大学リーダーが大学で発生した性的違法行為への総合対策の策定・改善を行う上での基盤となる手引書「大学キャンパスにおける性的違法行為の予防と対応 ~大学学長・総長・上級管理職のための手引書~(Preventing and Addressing Campus Sexual Misconduct:A Guide for University and College Presidents, Chancellors, and Senior Administrators)」の発行などが行われた。「It’s On Us」は、大統領と副大統領によって2014年9月に立ち上げられた全米でのキャンペーンで、過去2年間で約40万人が「It’s On Us」誓約をオンラインで行い、全米500カ所以上の大学キャンパスにおいて、学生主催のイベント約2,000件が行われた。同キャンペーンは、MTV社、スナップチャット社(Snapchat)、メジャーリーグ・ベースボール(Major League Baseball)などを含む95団体がパートナーとなっている。

 

なお、タスクフォースが発表した報告書は、以下よりダウンロード可能。
The White House:The Second Report of the White House Task Force to Protect Students from Sexual Assault[PDF:823.96KB]

 

The White House:FACT SHEET: Final It’s On Us Summit and Report of the White House Task Force to Protect Students from Sexual Assault

地域 北米
アメリカ
取組レベル 政府レベルでの取組
その他 その他