【ニュース・アメリカ】大統領府、「連邦ビッグデータ研究開発戦略計画」を発表

大統領府は5月23日、ビッグデータ技術の開発、ビッグデータ応用の実証及び、次世代のデータ科学者の育成を目的として、オバマ政権が2012年に立ち上げた「ビッグデータ研究開発イニシアティブ(Big Data Research and Development Initiative)」の重要なマイルストーンとして、「連邦ビッグデータ研究開発戦略計画(The Federal Big Data Research and Development Strategic Plan)」を発表した。

 

本計画は、米国科学技術委員会(National Science and Technology Council)のネットワーキング・情報技術研究開発(Networking and Information Technology Research and Development:NITRD)プログラム傘下のビッグデータ上級運営グループ(Big Data Senior Steering Group:BD SSG)の支援の下で連邦省庁15機関が参加して策定されたもので、新興のビッグデータ能力を強調し、連邦ビッグデータ研究開発(R&D)計画の開発・拡大の指標を提供するものである。

 

同計画の重点分野7分野は以下の通り。

 

・ビッグデータの基盤・技能・技術の開発による次世代能力の創成。
・データの信憑性の検証、意思決定の改善、画期的発見を目的としたR&Dの支援。
・ビッグデータ・イノベーションを可能とする研究サイバーインフラの構築・強化。
・データ共有・管理を促進する政策を通したデータ価値の向上。
・ビッグデータの収集・共有・使用におけるプライバシー・安全保障・倫理的側面の理解。
・分析能力に対する需要、より幅広い人材育成を達成するためのビッグデータ教育及び訓練に関する米国の状態を改善。
・産学官組織間での協力を通して、ビッグデータ・イノベーション・エコシステムの支援。

 

The White House:Administration Issues Strategic Plan for Big Data Research and Development

地域 北米
アメリカ
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価
大学・研究機関の基本的役割 研究