【ニュース・アメリカ】大手教科書出版会社3社、違法に偽造された教科書コピー流通に関与して著作権法・商標法に違反した疑いでフォレット社を提訴

大手教科書出版会社のセンゲージ社(Cengage)、マクグロー・ヒル社(McGraw-Hill)、及び、ピアソン・エデュケーション社(Pearson Education)の3社は、違法に偽造された教科書のコピーの流通に関与して著作権法及び商標法に違反した疑いで、書店運営会社のフォレット社(Follett)を相手取った訴訟を2017年6月21日に提起した。

 

これら3社は、フォレット社は取り扱う製品に対する適切な配慮を怠り、偽造製品の購入を拒否せず、購入・検査手続きに依存したことにより、偽造市場を活性化させたと主張している。これに対し、フォレット社は、海賊行為は業界全体に損害を与えるものとして真摯に受け止めているものの、出版社が望むアプローチを採用すると、大学書店が低価格の教材オプションを学生に提供する能力が失われ、学生は高額の教科書を購入せざるを得なくなると主張した。

 

2017年6月22日

 

Inside Higher ED:Textbook-Counterfeiting Cage Match

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
その他 その他