【ニュース・アメリカ】大学進学希望者及びその親、76%が高レベルのストレスを感じる

大学進学試験準備サービスなどを提供するプリンストン・レビュー社(The Princeton Review)は大学出願者及びその親を対象とした年次調査結果「2017年大学希望・懸念調査(2017 College Hopes&Worries Survey Report)」を発表した。今回で15年目となる本調査結果によると、1万人超の回答者の76%は高レベルのストレスを感じており、前年の調査から4%、2003年の調査から20%増加していることが明らかにされた。また、回答者の98%は学費支払のために学資援助が必要とし、その中の65%は必要度が非常に高いと回答した。進学先として人気が高い「ドリーム大学」の第1位は、学生・親共に5年連続でスタンフォード大学(Stanford University、カリフォルニア州)が選ばれ、第2位には、学生からはハーバード大学(Harvard University、マサチューセッツ州)、親からはプリンストン大学(Princeton University、ニュージャージー州)が選ばれた。それ以外の主要な調査結果は以下の通り。

  • 出願手続きで最も困難なこととして、37%が「SAT・ACT・AP試験の受験」と回答し、33%は「願書と学資援助申込書の完成」と回答。
  • 学位取得に要する予測コストは、85%が「5万ドル以上」と回答し、このうちの43%は「10万ドル以上」と回答。また、親による予測額は学生による予測額を上回る。
  • 最大の懸念事項は、38%が「学位取得のための負債額」と回答。ちなみに、2006年の調査では34%が「第1志望大学に入学できないこと」と回答。
  • 学位取得による最大の利益は、42%が「より良い就職・収入の可能性」と回答し、33%は「新しい考えに触れること」、26%は「教育」と回答。
  • 親の50%は子どもに自宅から250マイル以内の大学への進学を希望しているのに対し、学生の68%は自宅から250マイル以上離れた大学への進学を希望。
  • 全体の99%は、大学は投資に値すると回答。

2017年3月28日

 

PR Newswire:The Princeton Review’s 2017 “College Hopes&Worries Survey” Reports on 10,000+Students’ & Parents’ College Application Perspectives and “Dream Colleges”

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育
学生の経済的支援 学費
その他 その他