国立衛生研究所（National Institutes of Health：NIH）は2015年10月29日、筋痛性脳脊髄炎・慢性疲労症候群（Myalgic Encephalomyelitis／Chronic Fatigue Syndrome：ME／CFS）に関する研究促進のための取組みを強化していることを明らかにした。本取組みには、ME／CFS患者に対する集中的調査を目的としたNIH臨床センター（NIH Clinical Center）における研究プロトコルの立ち上げや、国立神経疾患・脳卒中研究所（National Institute of Neurological Disorders and Stroke：NINDS）が主導するNIH横断ME／CFS研究作業部会（Trans－NIH ME／CFS Research Working Group）による取組みの再活性化などが含まれる。NIH臨床センターにおける研究には、NINDSの他、国立アレルギー・感染症研究所（National Institute of Allergy and Infectious Diseases：NIAID）、国立看護研究所（National Institute of Nursing Research：NINR）、及び国立心肺血液研究所（National Heart, Lung, and Blood Institute：NHLBI）などに所属する科学者が関与することになる。また、NIHは、委託研究コミュニティにおけるME／CFS研究支援のため更なる手段を検討中とのことである。

URL1: http://www.nih.gov/news-events/news-releases/nih-takes-action-bolster-research-myalgic-encephalomyelitis/chronic-fatigue-syndrome