【ニュース・アメリカ】国立衛生研究所(NIH)、生物医科学分野における研究者の多様性を増進するために総額約3,100万ドルを助成

国立衛生研究所(National Institutes of Health:NIH)は、生物医科学分野ではマイノリティ・グループに属する研究者が、同分野においてNIHが助成する研究組織の人材として成功することを支援する「NIHが助成する人材の多様性増進プログラム(Enhancing the Diversity of the NIH-Funded Workforce program)」を通じて、総額約3,100万ドルを助成することを発表した。本助成受給者は、多様性プログラム・コンソーシアム(Diversity Program Consortium)を形成する3つのイニシアティブの下で、同分野のマイノリティ・グループに属する学生に対する訓練やメンタリングを通して、研究職への就職・持続につなげるアプローチを開発する。同プログラムの3つのイニシアティブは以下の通りである。

・多様性に繋がるインフラ構築(Building Infrastructure Leading to Diversity:BUILD):学生に対し、生物医科学研究分野の魅力を伝え、同分野に貢献するような人材となるための手段を開発。プロジェクト10件がBUILD助成を受給。

・米国研究メンタリング・ネットワーク(National Research Mentoring Network:NRMN):NIHミッションに関連する全分野におけるメンター及びメンティの全米ネットワークで、メンタリングのベストプラクティスの策定やメンターへの訓練機会の提供、メンティへの就業機会の提供を実施。

・調整評価センター(Coordination and Evaluation Center:CEC):コンソーシアム全体の活動を調整し、BUILD及びNRMN助成によって開発された訓練及びメンタリング・アプローチの有効性を評価。

なお、本助成を受給する団体・プロジェクトの詳細は、以下の「URL1」から閲覧可能。

URL1: http://commonfund.nih.gov/diversity/fundedresearch
URL2: http://www.nih.gov/news/health/oct2014/od-22.htm

地域 北米
アメリカ
取組レベル 政府レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 研究