公立・ランドグラント大学協会(Association of Public and Land-grant Universities:APLU)は2017年7月24日、米国軽量マテリアル製造イノベーション研究所(American Lightweight Materials Manufacturing Innovation Institute:ALMMII)が運営し、製造USA(Manufacturing USA)研究所の1つである官民パートナーシップ「明日に向けた軽量イノベーション(Lightweight Innovations for Tomorrow:LIFT)」及び米国製造科学センター(National Center for Manufacturing Sciences:NCMS)と共同で、マテリアル科学及び教育・人材養成関連の有識者を招集して作成させた報告書「技術と才能開発の調整(Aligning Technology and Talent Development)」を発表した。
本報告書は、6回シリーズで発表予定の報告書の第1回目のもので、学生が卒業後に新たな軽量化技術・マテリアル・プロセスに関連する職業に就職するために必要となる知識・技能・能力を取得できるよう、大学は産業界と協力してカリキュラムを改善すべきと提案している。本報告書による提案事項には、2年制大学における技術・生産レベルと4年制大学における設計・工学レベルの両方において、カリキュラムを見直し、①統合計算材料工学(integrated computational materials engineering:ICME)、②変成製造、③歪み制御、④薄肉アルミニウムダイカスト、の4つの製造分野における技能取得のための教材やアプローチを導入することを強く要請している。
なお、第1回目の報告書は、以下よりダウンロード可能。
Association of Public and Land-grant Universities:Aligning Technology and Talent Development:Report 1 Summer 2017[PDF:1.76MB]
2017年7月24日
Association of Public and Land-grant Universities:Education and Workforce Experts Provide Recommendations for Aligning College Curricula and Other Workforce Strategies with Advanced Manufacturing Needs