2014年6月5日、国立衛生研究所(National Institutes of Health:NIH)のフランシス・コリンズ(Francis S. Collins)長官は、メリーランド州ベセスダのNIH本部で開催されたNIH長官諮問委員会(Advisory Committee to the Director:ACD)において、NIHが召集した「サイエンス(Science)」や「ネイチャー(Nature)」などを含む主要医学学術誌の編集長約40人が、再現不可能な科学発見という問題の蔓延に取り組むために、NIHが提示した掲載論文に関する指針に関し合意に至ったことを明らかにした。本指針の詳細は、まだ草案段階にあるとの理由で発表されていないが、今回開催された学術誌編集長との会合は、NIHが助成する研究の質を向上させるために実施している複数の取組みの1つで、今後、7月には製薬業界関係者との会合も実施予定となっている。
【ニュース・アメリカ】主要医学学術誌編集長、科学発見の再現可能性向上に向けて国立衛生研究所(NIH)が提示した論文掲載指針に関し合意
地域 | 北米 |
国 | アメリカ |
取組レベル | 政府レベルでの取組 |
大学・研究機関の基本的役割 | 研究 |