メリーランド州教育省は、高校在学4年間のうち、3年間の数学履修を義務付けた現行の高校卒業基準を、2015年秋学期の新入生から、4年間を通して数学を履修することを義務付けるよう変更することを決定した。さらに、2015年6月に高校を卒業する学年から、高校4年目である12年生の年に数学を履修していることをメリーランド州立大学の入学条件に加えることも決定した。この変更は、メリーランド州立コミュニティカレッジ・大学に進学したメリーランド州内の高校卒業者のうち、約55%が大学レベルの数学の授業を履修する前に補修コースの授業を履修しているという現状を改善するために導入されるものである。今回の変更により、メリーランド州立大学への進学希望者は、高校4年目に代数II、三角法、微積分学、統計学などといった、主要な代数関連授業を履修することが必要となる。高校卒業条件として4年間の数学履修を義務付ける州は、2013年卒業の学年以降増加傾向にあり、現在16州とワシントンDCにおいて、高校卒業基準に4年間の数学履修が含まれている。
【ニュース・アメリカ】メリーランド州、高校4年間を通して数学履修を義務付け
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