【ニュース・アメリカ】ミシガン大学大学院生物医科学研究科、博士課程入学出願手続きの要件からGREの点数提出を削除

ミシガン大学(University of Michigan)の大学院生物医科学研究科は、博士課程入学出願手続きの際に、大学院進学適性試験(Graduate Record Exam:GRE)の点数の提出を今後は義務付けないことを2017年8月18日に発表した。

 

同大学生物医科学プログラム(Program in Biomedical Sciences:PIBS)ディレクターのスコット・バロノ(Scott Barolo)氏は、GREに関して入手可能な証拠を検証し、同プログラムの教官や職員などを含む公開討議を行った結果、同試験結果から学生の能力を予測することは難しく、その一方で、GRE受験を義務付けることは、女子学生、マイノリティ、社会経済的に弱い立場にある学生にとっては顕著に不利になることから、今回の変更を決定したと説明している。今回決定された出願手続き要件の変更は、2018~19学年度の入学出願手続きから施行される。なお、今後もGREの点数の提出を希望する出願者の取り扱いに関しては、2018年春までに決定するとのことである。

 

2017年8月23日

 

Science:Biomedical Ph.D. program at major research university drops GRE requirement for admission(同大学PIBSについての発表内容PDFあり)

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