【ニュース・アメリカ】ミシガン大学、リーダーシップを進化させるために「学術イノベーション・イニシアティブ」を立ち上げ

ミシガン大学(University of Michigan)のマーク・シュリッセル学長(Mark Schlissel)は2016年10月5日、同大学の指導・学習・研究におけるリーダーシップを進化させるために、学術イノベーション・イニシアティブ(Academic Innovation Initiative)を立ち上げた。シュリッセル学長によると、本イニシアティブは、学術イノベーション室(Office of Academic Innovation)が中心となるもので、これまでに、①物理学専攻学生を対象とした個々の学生に合わせた教育として開始したプログラム「Eコーチ(ECoach)」を、現在では複数のミシガン大学の授業において1万5,000人超の学生が利用、②大規模公開オンライン講座(massive-open online course:MOOC)約100科目を開講し、500万人超がオンラインで受講、③教育、ソーシャルワーク、情報の3分野専攻の修士課程「MicroMasters」を新たに立ち上げ、④教育技術プログラム「ART 2.0」に入力する授業及び学生のデータを収集、などといった成果を既に挙げている。今後、学術イノベーション室は、1年をかけて大学の優秀性と影響を強化し、教育の未来を形作るような投資及びソリューションを特定することになる。シュリッセル学長は、「本イニシアティブは、情報へのネットワークアクセスや、通信・データ分析の新しい手法を使って、本学の教育の質を高め、各学生のニーズに合わせ、社会への影響を増進するためにどのようなことができるかを検討するものである」としている。

 

University of Michigan:U-M president calls for Academic Innovation Initiative to set education strategy for the future

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価