【ニュース・アメリカ】ベッツィー・デボス教育長官指名者、ペンス副大統領の決定票により教育長官就任が決定

連邦議会上院は2017年2月7日、教育長官候補に指名されていたベッツィー・デボス氏(Betsy DeVos)の長官就任承認の採決を行ったが、賛成50票、反対50票の同数であったため、マイク・ペンス副大統領が決定票を投じた結果、賛成51票、反対50票で長官就任が承認された。副大統領が閣僚候補指名者の就任承認の採決において決定票を投じるのは、史上初のことである。デボス氏は、チャータースクールや、公費を私立・宗教・営利学校の授業料の支払いに充てるバウチャー制度の支持者で、デボス氏自身とデボス氏の子どもたちは公立学校に在籍したことがないため、多くの教育者は同氏と公立学校との間にある深い隔たりを懸念している。なお、デボス氏の教育長官就任に対しては、教員組合の他、一部のチャータースクール団体も反対活動を行っていた。

 

The New York Times:Betsy DeVos Confirmed as Education Secretary; Pence Breaks Tie

地域 北米
アメリカ
取組レベル 政府レベルでの取組
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