【ニュース・アメリカ】プリツカー商務長官、研修生制度の価値に関する調査結果を紹介

商務省(Department of Commerce)のペニー・プリツカー長官(Penny Pritzker)は2016年11月16日、商務省が報告書「研修生制度の利益とコスト~事業の展望~(The Benefits and Costs of Apprenticeships: A Business Perspective)」を発表したことを明らかにした。本報告書は、経済統計局(Economics and Statistics Administration)がケース・ウェスタン・リザーブ大学(Case Western Reserve University)と協力して作成したもので、研修生制度の価値について、雇用者側の観点から調査した最初の報告書である。プリツカー長官は、同報告書にまとめられた結果から、研修生制度は、空いたままになった職務を埋め、より生産性の高い人材を育成し、従業員の入れ替わりを縮小し、求人コストを削減するという価値を明らかに実証するものであると発言した。同報告書には、13件の事例研究による結果が含まれており、プログラムの構成及びコストは企業によって異なるが、いずれも研修制度への投資は利益をもたらすという点で共通している。中には、ダートマス・ヒッチコック医療センター(Dartmouth-Hitchcock Medical Center)の医療アシスタント研修生プログラムのように、最初の1年以内に研修制度への投資額とほぼ同額の利益が得られた例もあった。

 

なお、本報告書は、以下よりダウンロード可能。 
Economics & Statistics Administration:The Benefits and Costs of Apprenticeships: A Business Perspective[PDF:1.31MB]

 

Department of Commerce:U.S. Department of Commerce Report Shows Business Case for Apprenticeships

地域 北米
アメリカ
取組レベル 政府レベルでの取組
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人材育成 学生の就職、高技能職業人材の育成