【ニュース・アメリカ】ナショナル大学、プレシジョン教育プラットフォームの2018年導入を目指す

ナショナル大学(National University、カリフォルニア州)は、適応学習、能力に基づく学習、及び、学生保持のための予測的分析の3つの高等教育イノベーションを組み合わせた、個々に合わせたプレシジョン教育(Precision Education)プラットフォームの構築に取り組んでいる。

 

同大学は、4年間のプレシジョン教育プロジェクトに2,000万ドルを投入し、2018年までに一般教育講座20講座において、新しいプラットフォームの導入を目指している。この取り組みが成功した場合、同大学は、このアプローチをより幅広い学術プログラムに導入する予定である。

 

ナショナル大学は、数十年に亘り、非従来型の社会人学生を念頭に置いた展開を進めており、約3万人の学生の平均年齢は32歳、学生の大半は女子学生で、全体の25%は米軍の退役軍人である。また、同大学のキャンパスは、カリフォルニア州・ネバダ州・ワシントン州に所在するが、オンライン教育の先駆者で、学生の約60%はオンライン講座を受講している他、学生の入学を学期毎ではなく毎月認めたパイオニアでもある。教育技術コンサルタントのフィル・ヒル(Phil Hill)氏は、ナショナル大学の取り組み成功の鍵は、同大学が克服しようとする問題をどの程度把握するかにかかっているとし、社会人学生を対象としたプログラム構築の難しさを克服することは困難としながらも、関心を持って今後の進展を注視するとコメントしている。

 

なお、ナショナル大学プレシジョン教育プロジェクトの詳細は、以下より閲覧可能。
NATIONAL UNIVERSITY:Precision institute at National University

 

2017年8月1日

 

Inside Higher ED:Going All In on Personalized Learning

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価
大学・研究機関の基本的役割 教育