【ニュース・アメリカ】テキサス大学オースティン校、米国大学で初めて計算工学専攻の学士課程を2017年秋学期から提供

テキサス大学オースティン校(University of Texas at Austin)は、2017年秋学期入学の新入生から、計算工学(computational engineering)専攻の科学学士号取得のための授業を導入することを明らかにした。計算工学を学士課程の専攻分野として提供する大学は、米国では同校が初めてである。本プログラムは、同大学工学部航空工学・機械工学科(Department of Aerospace Engineering and Engineering Mechanics in the Cockrell School of Engineering)が提供し、学際的カリキュラムも含まれている。同プログラムでは、最初の2年間に学生は工学及びエンジニアリング科学の基礎を学び、3年目と4年目には、数学・アルゴリズム・コンピュータ言語・応用に関して更に深く学ぶことになる。学生が学ぶ具体的内容には、埋蔵された石油・ガスの位置を突き止めるコンピュータモデルの開発、地震発生時に建築物にかかる負荷の予測を目的としたコンピュータ・コードの使用、ジェットエンジンに使用するタービン・ブレードの設計、循環器系内での血液の流れのシミュレーションモデルの作成などの他、スマートエネルギー設計、ソフトウェア設計、データマイニング及び可視化などが含まれる。

 

UT News:UT Austin First to Offer Bachelor of Science in Computational Engineering

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価
大学・研究機関の基本的役割 教育