【ニュース・アメリカ】カレッジボード、2015年の高等教育における学資援助及び学費に関する傾向をまとめた報告書を発表

カレッジボード(College Board)は2015年11月4日、2015年の高等教育における学資援助と学費の現状に関する報告書「2015年学資援助の傾向(Trends in Student Aid 2015)」(URL1)と「2015年学費の傾向(Trends in College Pricing 2015)」(URL2)を発表した。これによると、2014-2015学年度の大学授業料・手数料は、過去2年間とほぼ同じ割合で継続して緩やかに増加する一方で、学資援助はほぼ変化がなく、学生1人あたりの学資ローン利用額は4年連続で減少し、2010-11学年度と比較すると10%減であることが明らかにされた。また、学生による正味支払額は、2005-2006学年度~2010-2011学年度の間は全セクタにおいて減少していたが、再び上昇する傾向にあるという。それでも、2015-16学年度の公立2年制大学フルタイム学生の正味授業料・手数料は、10年前よりも平均1,140ドル低く、正味授業料・手数料・滞在費合計は同430ドル減とのことである。

URL1: http://trends.collegeboard.org/sites/default/files/trends-student-aid-web-final-508-2.pdf
URL2: http://trends.collegeboard.org/sites/default/files/trends-college-pricing-web-final-508-2.pdf
URL3: https://www.collegeboard.org/releases/2015/college-board-trends-higher-education-reports-college-prices-moderate-rise-student-aid-stable-increased-net-prices

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育
統計、データ 統計・データ