米国科学財団（National Science Foundation：NSF）は2015年10月17日、カリフォルニア大学サンディエゴ校（University of California, San Diego）のサンディエゴ・スーパーコンピュータ・センター（San Diego Supercomputer Center：SDSC）が、新たなペタスケール・スパコン「コメット（Comet）」を正式に立ち上げたことを明らかにした。「コメット」は、より多くの研究者と幅広いドメインによるコンピュータ・アクセスの拡大を通した科学研究変革を目的として考案されたスパコンである。NSFから約2,400万ドルの助成を受給して立ち上げられた「コメット」は、SDSCのスパコン「ゴードン（Gordon）」と共に、NSFの「最先端科学工学発見環境（eXtreme Science and Engineering Discovery Environment：XSEDE）」コンピュータ・リソース共有システムの一部となり、天体物理学、神経科学・脳研究、社会科学、分子科学などといった幅広い分野の研究において活用される。

URL1: http://www.nsf.gov/news/news_summ.jsp?cntn_id=136638&WT.mc_id=USNSF_51&WT.mc_ev=click