カリフォルニア大学（University of California：UC）は2014年9月15日、同大学理事会（UC Regents）の承認が得られ次第、同大学の研究を基とした事業に投資する独立系ファンド「UCベンチャーズ（UC Ventures）」を設立することを発表した。同大学の最高投資責任者室（Office of the Chief Investment Officer）は、「UCベンチャーズ」に初期投資として最大2億5,000万ドルを投じることを確約している。最近設立されたUC発ベンチャー企業は、2013年8月にジョンソン・エンド・ジョンソン社（Johnson & Johnson）に買収されたアラゴン社（Aragon）、2014年6月に新規株式公開したカイト・ファーマ社（Kite Pharma）、及び2014年7月にジェネンテック社（Genentech）に買収されたセラゴン社（Seragon）などとなっている。なお、同大学理事会は、「UCベンチャーズ」設立提案に対する投票を9月18日に実施する予定で、理事会の承認が得られた場合、2015年に同ファンドの設立を計画している。

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