【ニュース・アメリカ】オレゴン健康科学大学研究者、米国初の遺伝子操作を受けたヒトの胚細胞を生成

マサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology:MIT)が運営する技術情報ウェブサイト「MIT技術レビュー(MIT Technology Review)」は2017年7月26日、オレゴン健康科学大学(Oregon Health and Science University)に所属する発生学者のシュークラト・ミタリポフ(Shoukhrat Mitalipov)氏が主導する研究チームが、米国で初めて遺伝子操作を受けたヒトの胚細胞の生成に取り組んでいることを明らかにした。

 

ミタリポフ氏らは、クリスパー(CRISPR)遺伝子編集技術を使用して、多数の単細胞胚のDNA転換を行っているという。ヒトの胚の編集は、これまでに中国の科学者による研究3件が発表されている。今回、ミタリポフ氏は、記録的な数の胚の実験を行い、安全且つ効率的に、欠損のある遺伝子の修正を行うことができることを実証するものと推測されている。なお、ミタリポフ氏は、本研究結果に関しては、発表前の段階であるためコメントを控えている。

 

MIT Technology Review:First Human Embryos Edited in U.S.

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 研究