【ニュース・アメリカ】エネルギー省、次世代スーパーコンピュータ開発に総額約4億2,500万ドルを助成

エネルギー省(Department of Energy:DOE)は2014年11月14日、科学研究における米国のリーダーシップを強化し、米国経済・国家安全保障を促進することを目的として、次世代エクサ・フロップス級の処理速度のコンピュータ導入に向けて、総額約4億2,500万ドルの高性能コンピューティング(High Performance Computing:HPC)助成を2件行うことを発表した。1件目は、DOE傘下のオークリッジ国立研究所(Oak Ridge National Laboratory:ORNL、テネシー州)に「サミット(Summit)」、ローレンス・リバモア国立研究所(Lawrence Livermore National Laboratory:LLNL、カリフォルニア州)に「シエラ(Sierra)」の2台の最先端スーパーコンピュータを設置する「オークリッジ・アルゴンヌ・ローレンス・リバモア共同(Collaboration of Oak Ridge, Argonne, and Lawrence Livermore:CORAL)」事業で、総額3億2,500万ドルが、IBM社、NVIDIA社、及びメラノックス社(Mellanox)に支給される。2件目は、DOE科学局(Office of Science)と米国核安全保障局(National Nuclear Security Administration:NNSA)による「ファストフォワード2(FastForward 2)」事業で、AMD社、クレイ社(Cray)、IBM社、インテル社(Intel)、及びNVIDIA社に約1億ドルが支給され、手の届きやすい価格でエネルギー効率の良い最新コンピュータによる研究開発を可能とする、次世代コンピュータ技術の開発が行われることになる。

URL1: http://www.energy.gov/articles/department-energy-awards-425-million-next-generation-supercomputing-technologies

地域 北米
アメリカ
取組レベル 政府レベルでの取組
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