アメリカ芸術科学アカデミー(American Academy of Arts & Sciences:AAAS)は2014年9月16日、米国の経済的競争力維持に必要な研究大学の役割に関する報告書「基礎の回復 ~アメリカン・ドリームを維持するために研究が果たす重要な役割~(Restoring The Foundation:The Vital Role of Research in Preserving the American Dream)」(URL1)を発表した。学術界、政府、及び産業界の専門家25人から成るパネルによって作成された本報告書は、米国経済の競争力を維持するためには、研究大学が民間セクタとのパートナーシップを拡大させる必要があると強調している。また、連邦政府は2年以上の長期サイクルで予算を編成して長期支出のための資本予算を確立することや、研究開発費(政府だけでなく民間等も合わせた全拠出額)の対GDP比3.3%以上に引き上げを国家目標とすることを提案している。
URL1: https://www.amacad.org/multimedia/pdfs/publications/researchpapersmonographs/restoringFoundation.pdf
URL2: http://chronicle.com/article/article-content/148823/