【ニュース・ドイツ】ワイリー社と続くDEALプロジェクト交渉

ドイツ学術機関連盟のDEAL(大手学術出版社出版物の全国規模ライセンス契約)プロジェクトに関する代表と、出版社であるワイリー社(Wiley)の代表は、学術論文の出版と閲覧に関する未来志向のモデルについて、引き続き交渉を続けていくことを発表した。その後、DEALプロジェクト運営委員会の代表者であるヒップラー(Horst Hippler)教授(ドイツ大学長会議(Hochschulrektorenkonferenz:HRK)会長)と、ワイリー社VCHのヘルマン(Guido F. Herrmann)取締役は、この交渉が、建設的で前向きなものであると伝えた。

 

しかしながら、DEALプロジェクトの複雑さにより、この交渉には時間がかかることから、両機関は2017年12月31日に契約期限が切れてしまう他の大学等のため、暫定措置を講じることで一致した。現在、この措置の詳細について調整中であるが、内容については、近日中に影響を受けている大学等に直接発表される予定である。

DEALプロジェクトとは
DEALプロジェクトとは、ドイツ学術機関連盟により設置されたものである。プロジェクトの一環として、主要な学術出版社の電子ジャーナルに対して、全国規模のライセンス契約を目指している。

ワイリー社とは
ワイリー社は1807年にアメリカ・ニューヨークで創業され、ドイツ拠点としてのワイリー社VCHの他、全ての大陸で支社を持つ研究、出版に関する世界的な企業である。研究分野において、ワイリー社はオンライン上で、1,500以上もの論文を公開し、700以上の専門的な学術論文を発表している。

 

2017年9月22日

 

HRK:Verhandlungen von DEAL und Wiley gehen weiter

 

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